レビュー
女曼陀羅 七人の絶頂をざっくりまとめると
- 巨根の男が宝くじ金を持って逃げる顛末記
- 昭和の成人映画の空気がそのまま味わえる
- 530円・60分で気軽に試せる価格帯
巨根という「武器」を持つ男の物語に刺さる人
カズオは誰もが羨む巨根の持ち主。妻のマサコはそれに首ったけで、片時も離さない。
そんな日常が崩れるのが、マサコの宝くじ当選。浮かれる隙を突いて当せん金を握りしめて逃げ出す、というのが物語の起点だ。
逃げた先で出会うのは、高原リカ演じる盲目の小百合。ところが安住の地を求めたはずなのに、巨根目当ての女性たちが後を絶たない。
つまり「男の身体一つが引き金になって、女たちが動いていく」という、昭和の成人映画らしい構造の物語。一筋縄の恋愛ものではないので、そこを楽しめる人に向く。
高原リカの小百合と、逃げる男を追う女たち
盲目の小百合という役の妙
高原リカが演じるのは盲目の小百合。視覚に頼れない設定だからこそ、彼女がカズオの何を求めるのかが気になる。
巨根目当てで群がる女たちとは違う位置にいるはずの小百合。この対比が物語の芯になっていると個人的には感じた。
宝くじと巨根、二つの「欲」の掛け合わせ
金と性欲。この二つが混ざると、人はどう動くのか。
妻のマサコが当選金を握りしめて逃げる夫をどう追うのか、そして新天地でまた女たちが寄ってくるのか。逃げても逃げても巨根から逃げられない男の行方は、サンプル動画で確かめてほしい。
佐々木基子の絡みと、ぽっちゃりというジャンル要素がどう生きるか。ここも見どころの一角。
昭和の成人映画として観た、率直な所感
大蔵映画の成人映画ということで、現代のAVとは作りの思想が違う。60分の尺に物語と描写を詰め込む、ピンク映画独特のテンポがある。
お気に入り登録23人と、評価の数字は多くない。ただしこの手の作品は母数が小さく、数字だけで判断するのは早計だと僕は思う。
良い点
- 530円という価格の低さ
- あらすじの設定に面白みがある
- 高原リカの盲目という役どころ
惜しい点
- 評価の数字が少なく判断材料が薄い
- 成人映画特有の古い作りは好みが分かれる
惜しい点を挙げるなら、昭和の成人映画である以上、画質や演出の古さは避けられないこと。現代のAVと同じ物差しで測ると違和感が出るかもしれない。
「当時の作品として」観るか「今のAVの延長で」観るか。ここで感想が分かれる作品だ。
女曼陀羅 七人の絶頂が合いそうな人
- 大蔵映画の成人映画を集めている人
- ぽっちゃりジャンルが好きな人
- 巨根を軸にしたドタバタな物語が好きな人
- 高原リカの出演作を探している人
- 530円で試し買いできる作品を探している人
公開 2026.11.04






















